抜糸したけど癒着がとれない

癒着とは

癒着とは、通常はくっついていないはずの皮膚や膜といった組織が、炎症などによってくっついてしまうことをさします。手術などで傷を負った組織が触れ合ったまま再形成されるため、本来とは異なる形の組織ができあがってしまうのです。

癒着をすると、組織のなかの結合組織が異常に増殖する「線維化」をおこし、新しく血管がつくられる「血管形成」が生じることがあります。 たとえば開腹手術などをおこなった場合、大きく切開した部分から癒着を起こすことがあります。その結果、腸が腹部の内側や臓器とくっついたまま再形成されてしまい、腸閉塞を起こすこともあります。
埋没法の抜糸でも切開をおこないますが、切開した傷が癒着する可能性は十分に考えられます。

癒着が起こっている時のリスクとは

手術の視野が狭まる

癒着が起こっている部分の手術をするにあたり、術野がうまく取れないことがあります。
癒着によって線維化された細胞は硬くくっついてしまうため、剥離することが難しくなってしまうのです。そのため剥離したい部分を避けなければならず、正常な細胞を傷つけてしまう可能性があります。

予期せぬ出血

癒着した部分の手術では、“線維化された部分の剥離ができず、正常な細胞に傷がつく”こと、“癒着した部分に新しい血管がつくられる”ことによって出血を伴うことがあります。通常では予期していない出血のため、思わぬ出血量などのリスクがあります。

施術時間が長引く

手術において癒着した部分があると、術野の確保が難しくなったり術野を拡大したりするため、施術時間は延長されることが多くなります。施術時間が長いと腫れなどのリスクも高まります。

癒着の完全な予防策はいまだにない

切開手術において癒着は起こりやすいといわれています。医療現場では癒着を起こさないようにするため、癒着防止シートやスプレー式の癒着防止剤の使用、切開方法の工夫などさまざまな対策が考えられています。
ですが、完全な予防策は未だにないのが現状です。 埋没法の抜糸においても癒着を100%避けることはできず、抜糸後に癒着してしまう可能性は考慮しておかなければなりません。
そのため、癒着を起こさないような工夫をおこなっている・癒着に対応する技術をもっている医師のもと施術を受けることが大切といえるでしょう。

埋没法の抜糸は施術直後に執刀医師が行えばカンタンにできますが、時間がたてばたつほど糸を見つけることが難しくなります。そのため埋め込んだ糸を取りきれず、残った糸が癒着を起こすなどしてトラブルが起きやすくなります。

術後1週間ほどで抜糸したのに
癒着がとれない

埋没法で希望通りにならなかった場合、すぐに抜糸して元どおりにしたいと考える人は少なくありません。埋没法の術後すぐの時期に執刀医にお願いすれば、糸を見つけやすいので抜糸は比較的カンタンです。

しかし抜糸をした後に、二重が残ってしまうケースがあります。この状態を「癒着してしまった」と考える人は多いのですが、実際は糸を取りきれなかったことが原因だと思われます。

埋没法の抜糸後に癒着がとれない原因

通常、埋没法の施術後まもない時期に抜糸をしたのに、まぶたが癒着して二重が取れないということはありえません。癒着は結び目周辺が炎症を起こすなどして化膿し、少なくとも3週間以上かけて癒着していきます。

術後1週間で抜糸したのに二重ラインが元に戻らないとすれば、それは癒着ではなく、埋め込んだ糸を取りきれなかったと考えた方がよさそうです。

埋没法の抜糸後に癒着がとれないときはどうしたらいい?

埋没法の抜糸は、施術直後に執刀医師が行うと糸を見つけやすいので、ダメージを少なく終わらすことができます。埋没法の糸を探すことは砂浜で落し物を探すようなもので、執刀していない医師が糸のありかを探し出すのは容易ではありません。

ただし一度目の埋没法を失敗した医師に、また手術をお願いするのは気持ちがのらないもの…。糸を残さず抜くには、腕の良い医師にお願いするのがベストです。他院修正を得意とするクリニックもありますので、しっかり考えてクリニックを選びましょう。

今すぐすべき?埋没法の
抜糸レベルチェック

ビューティー編集部より
抜糸しても癒着がとれない人へ

抜糸したのにまぶたのラインが戻らないと、癒着したのかな、元に戻らないのかなと不安になるでしょう。埋没法で思い通りにいかず、決心して抜糸したのにラインが取れないなんて、ダブルの悲しみでしょう。

キレイに元どおりにするためには、全部の糸を抜いたかどうかを確認するとよさそうです。抜糸後に抜いた糸を見せてもらうと安心です。

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