瘢痕が残った

瘢痕(はんこん)とは?

瘢痕とは、手術や外傷によってできる傷跡のことをさします。瘢痕は傷の状態や個人差によるものの、目立たない程度まで改善することが可能です。

また、傷の治りが悪い場合にみられる「肥厚性瘢痕」では、赤みや盛り上がり、かゆみや痛みなどの症状が特徴的。

通常、皮膚に傷ができると治癒能力が働き、表皮は24時間以内、深い部分では1週間ほどで傷口が強化されます。その後、赤みが引き、色素沈着を起こしたとしても時間経過とともに目立たなくなり、最終的に白い傷となるのが正常とされています。
しかし瘢痕では、治った傷が1~2カ月経過後に赤く盛り上がります。いわゆる“ミミズ腫れ”のようになるため、とても目立ってしまうのです。ただ、瘢痕は時間経過によって症状が落ち着くことがあります。個人差がありますが、しだいに赤みがおさまり、盛り上がっていた部分も平らで柔らかい傷になります。

抜糸すると瘢痕が残る理由って?

「埋没法」はまぶた内部の構造を二重まぶたへ変えているわけではないので、その糸さえ抜けば元に戻すことができます。

しかし、手術前のまぶたの状態に完全に戻るという意味ではありません。これは糸でできた二重の折ぐせが元通りになるという意味です。抜糸するためにはまぶたを切開しなければならず、まぶたの中に傷跡は必ず残ります。つまり、一度まぶたの中を傷つけると、完全に元通りになることはあり得ないのです。

手術でできた、”傷”は比較的状態がいいため、けがをした際の傷よりも早くきれいに治ります。

けれど、埋没法では手術でできた瘢痕の量が多いとそれが減らない状態が続き、抜糸してもそのまま瘢痕が残るというわけです。抜糸後まぶたがつっぱる、堅い、癒着している状態はすべて瘢痕が原因です。

瘢痕が残った状態で手術を繰り返すリスクって?

瘢痕が残った状態の傷を再度切開すると、中はあたり一面「瘢痕」だらけという状態も珍しくありません。手術を受けた回数が多ければ多いほど瘢痕も増え、それが組織なのか瘢痕なのか判別がつかないということもよくあります。

手術をやり直すたびに増える堅い瘢痕により、麻酔は効きにくく、注射の痛みを強く感じます。更に腫れは長引き、出血しやすいというリスクも発生してくるのです。「形が気に入らない!」と手術を繰り返してしまうことは、まつ毛の近くの瘢痕を厚くさせ、逆に理想のラインから遠ざかってしまうこともあるのです。

美容手術が成功するか否かは、その多くが患者の皮膚の状態に依存すると言われています。つまり、美容手術の修正は非常にハイレベルで、皮膚の状態を常に外科目線でチェックしながら手術することが求められるのです。

このようなことから、埋没法の抜糸はリスクを伴い、クリニック選びは慎重にすべきであると分かります。手術を受けたクリニックに抜糸を依頼するのが一番ですが、それができない場合は他院修正が得意なクリニックを選ぶことをお勧めします。

瘢痕とケロイドの違い

瘢痕とよく似た症状に「ケロイド」があります。ケロイドは遺伝的な要因が強いとされており、アレルギー体質の方に多くみられるようです。

瘢痕とケロイドの大きな違いは、ケロイドは傷の範囲にとどまらず、病変が広がること。瘢痕では傷跡の範囲で赤みや盛り上がりがみられますが、ケロイドは傷の部分をこえ、正常な皮膚にまで変化を与えます。さらにケロイドのかゆみや痛み、赤みは瘢痕よりも強く、不快感に悩まされる方も多いようです。

また、適切な治療と時間経過によって症状が改善する可能性がある瘢痕に対し、ケロイドの改善はあまり期待できません。治療によって症状を軽減させることは望めますが、再発したり悪化する可能性が高いのがケロイドです。

瘢痕やケロイドは体質による場合が多い

瘢痕やケロイドは傷ができるようなきっかけがあれば起こり得る症状です。たとえばニキビやピアス、やけどやケガなどによる外傷、また手術跡などがきっかけとなると言われています。
通常は時間経過によって白く平らな傷跡になるため目立ちませんが、体質によっては肥厚性瘢痕やケロイドになってしまうことも。とくにケロイドは体質によるものが多く、いわゆる“ケロイド体質”の方は埋没法でも注意が必要です。また、これまで医学界において傷跡がケロイドになりやすい“ケロイド体質”の存在は明らかになっているものの、その原因はまだ明確にはなっていません。

埋没法の傷跡は、他人から見るとそこまでわからない傷かもしれませんが、自分ではどうしても気になるものです。傷跡がどうなっているのか施術後の経過を追っていくことが大切です。

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