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ハム状態

二重埋没法の術後に起こりやすい、「ハム状態」のトラブルについて原因や回避方法をまとめました。実際に失敗してしまった方の体験談もご紹介します。

ハム状態とは?

ハム状態とは、目を閉じても糸が食い込んでしまっている状態のことです。つまり紐で縛ったハムのようになっている様子を表します。基本的に埋没法を行ったあと、数日間は目元が腫れてしまうもの。綺麗な二重ラインになるまでには1ヶ月以上を要すると言われています。

誰しもがなる「ハム状態」

術後数日間は、ほとんどの人がハム状態に陥るでしょう。しかし1ヶ月以上経過してもハム状態が改善しない場合は、トラブルが起こっている可能性があります。ハム状態はドクターの手術の腕によって長引くこともありますが、菌に感染してしまったことで腫れが引かないことも。万が一、数ヶ月経過しても改善しない場合には、早めにクリニックへ受診するようにしてください。

クリニックでトラブルが起こっているとわかったら

ただのハム状態ではなくトラブルが起こっているとわかったら、二重の状態や希望によって抜糸しての再施術・切開法での再手術などを行います。まぶたの状態にあった対処を行い、改めて綺麗な二重に整えることを目指します。修正施術の依頼は、信頼できるクリニックに任せることが大切です。慎重にクリニックを選んでくださいね。

埋没法でハムのようになってしまう原因

埋没法でハム状態になる原因は、人によって違います。原因によって適切な対処法も変わってくるので、どのような原因なのかチェックしましょう。

原因1:まぶたの脂肪による影響

生まれつき、まぶたの脂肪が多い人がいます。その場合、埋没法を行う前に脂肪吸引が必要です。脂肪吸引をしないまま埋没法を行ってしまうと、腫れぼったさが残ってしまう可能性があります。その結果、ハム状態になる恐れがあるため注意しましょう。

まぶたの脂肪が少なければ、脂肪吸引は行う必要がありません。脂肪吸引によって目元の脂肪を取り過ぎてしまえば、目がくぼんでしまうなどの症状が現れてきます。そのため目元の状態にあった施術を行うことが大切です。

原因2:単純に腫れが続いている

埋没法など何らかの手術を行うと、創部付近の腫れは必ず起こります。体質や術後の過ごし方によって、腫れ方は大きく変わるでしょう。術後、安静にする・アイシングを行うことによって腫れは収まりやすくなると言われています。

一方、術後に激しい運動を行うなど医師の指示に従わない生活を送ることで腫れが酷くなる恐れがあります。

そのため1ヶ月経過してもハム状態が改善しない場合も。つまりハム状態を早めに改善するためには、術後の過ごし方が大切です。医師の指示に従って、ダウンタイムの期間は安静に過ごすようにしてください。また、術後は創部に熱感があるため、アイシングを行うことによって炎症反応を軽減しやすくなります。保冷剤などを用いて、冷やすことも忘れないようにしてください。

原因3:糸の結び方によるもの

埋没法は糸の留め方によってハム状態に陥ることも。医師の経験の少なさなどが原因で起こると言われています。

埋没法の経験が少ない医師の場合、結び目の力加減が難しいようです。力加減がわからずきつく結びすぎた結果、ハムのように無理やり縛られたまぶたに見えてしまいます。埋没法を行う場合には、経験豊富な医師に任せることが大切です。程よい力加減で結ぶことによって、綺麗な二重ラインに整えられます。

他にも感染などが原因で、腫れが落ち着かずハム状態になる可能性があります。痛みやかゆみなどの症状が治まらない場合は、早めに医師へ相談してください。

原因4:まぶたの皮膚にたるみすぎていたため

まぶたの皮膚に余分なたるみがあると、埋没の際に皮膚を巻き込みすぎてしまうことで、食い込みがきつくなることがあります。

これは、あまり多くない原因です。しかし、手術の腕によって仕上がりが変わるのは間違いないでしょう。どこの位置から糸を通せば皮膚を巻き込みすぎないか判断するのは医師の腕です。余裕を持たせすぎると今度は皮膚が二重ラインにかさばって、二重に見えなくなるので、たるみ具合、皮膚の伸びを把握したうえで、適切な位置に糸を通す必要があります。

放っておくと起こるリスク

ハム状態の原因が術後の腫れやむくみによるものであれば、時間の経過とともに徐々に軽快していきます。しかし、糸の結び方やそもそものまぶたの状態に原因があった場合は、放っておいても良くなることはありません。

まず、問題となるのは見た目の不自然さです。幅の広すぎる二重や、目を閉じても消えない二重の線は、いかにも「整形した」という印象に。周囲の人から指摘を受け、つらい思いをする人も少なくありません。

また、二重ラインの下部の盛り上がりが強いと、目元が常に腫れぼったくなり、眠たげな印象の顔つきになってしまいます。そのほか、盛り上がりに圧迫されてまつげが寝てしまったり、アイラインを引きにくくなったりすることも。

対処法

まぶたのハム状態が術後の腫れによるものである場合は、できるだけ安静を保って炎症を引かせることが大切です。患部に熱感がある時は、保冷剤などを使って冷やすのも効果的。

また、クレンジングの際にどうしても目の周りを擦ることになるため、アイメイクはできるだけ控えたほうが無難です。無理にメイクをするとくぼみに色が入り込んで余計に目立つこともあるため、ここはグッと我慢を。患部を隠したい時は、髪型を工夫する、サングラスやメガネをかけるといった方法をとるとよいでしょう。

なお、術後の腫れによるハム状態が続く期間は、おおむね1ヵ月前後が目安です。術後ひと月経ってもハム状態が一向に改善されない場合は、一度医師の診察を受けましょう。

一方、腫れではなく糸の結び方や元々のまぶたの状態に原因がある場合は、抜糸を行う必要があるかも知れません。また、まぶたのボリュームが豊かな人やまぶたの皮膚が伸びている人は、そもそも埋没法という施術そのものとの相性が良くないため、抜糸を行うとともに別の方法での二重形成を検討するのも手です。

実際に症状が起こった人の体験談

埋没法後のハム状態を治すには

医師と相談のうえですが、ハム状態を治すには再度施術を受けるという方法もあります。

二重埋没法

二重の幅を埋没法で狭くすることで、ハム目のふくらんだ部分をまぶたの奥に引っ込めることが可能です。切開法に比べて、施術後の腫れなどのリスクは低いと考えられます。

二重切開法

まぶたの厚ぼったい部分を切開することでボリュームを減らし、ハム目をすっきりさせることが可能です。まぶたが厚いほか、皮膚が硬かったり伸びてしまっていたりすると、埋没法では二重を維持することが難しい場合があります。そのような人には二重切開法が向いているかもしれません。

二重切開法は、それぞれの人が考える理想通りの形状に近づけられるデザイン性の高さが魅力です。埋没法に比べて効果も永続的だと考えられます。

眼瞼下垂術

垂れ下がったまぶたに対して眼瞼下垂術を行なうことで、目の開きがよくなってハム目を治すことができます。目の開きがよくなると、ふくらんだ組織が奥に引っ込んでハム目の改善が期待できます。

施術の注意点

修正治療を手がけるクリニックも多くなったため、気軽に何度も施術を受けている人も増えているようです。しかし、施術を何度も受けると皮膚や組織が硬くなり、それに伴って修正の難易度も高くなっていきます。症例写真を確認するなど情報をきちんと集めて、慎重にクリニックを選んでください。

また、修正治療は初回の施術よりも腫れが大きく出る場合がほとんど。したがって、施術後は状態が悪化したように見えることも多く、注意が必要です。

クリニックの選び方

施術の失敗によるハム状態を避けるには、埋没法の施術に熟達しているクリニックを選ぶことが大切です。きちんと実績があるかどうかチェックするほか、実際にそのクリニックで施術を受けた人の口コミを探してみるのも良いでしょう。

また、手軽さや価格の安さだけを全面に押し出しているクリニックではなく、患者さん一人ひとりに合う施術をきちんと提案してくれるクリニックを見極めることも重要です。

ビューティー編集チームより
ハム目で悩んでいる人へ

せっかく埋没法を行っても、ハム状態になれば見た目が悪くなり日頃の生活にも支障をきたします。ただ、腫れが続いているだけのハム状態であれば、時間の経過と共に症状は落ち着いていくもの。しかし、無理な手術方法や感染などが原因の場合、症状は悪化する恐れもあるでしょう。

そのため1ヶ月経過してもハム状態が継続している場合には、信頼できる医師に診てもらってください。症状によっては、修正を行うことも検討しましょう。