埋没法のダウンタイムの過ごし方

一重まぶたを二重にする代表的な美容整形のひとつ「埋没法」。メスを使わないので、まぶたを切開することなく、手術用のナイロン糸で縫いとめるだけなので、手軽に二重を手に入れられると人気です。

さらに、埋没法の手術時間は長くても数十分で、術後は病院内で休む時間も必要ないことが多いため、日帰りが可能ですが、見た目に影響が出るダウンタイムはどのぐらい続くのでしょうか?

メスを使う切開法に比べると、埋没法は値段が安くて腫れも少ないので、普段の生活に戻りやすいのが利点です。有名人が「カミングアウト」をするなど、世間の「プチ整形」への理解は昔に比べて進んできているように思います。とはいえ、やはり誰もが気になるのは、術後の「腫れ」と「ダウンタイム」ですよね。

そこで、今回は一般的な目安とダウンタイムを早く落ち着かせる方法、自分でできるケアやダウンタイムを長引かせないための注意点、私自身が体験したダウンタイムの乗り切り方をお教えします。

多かれ少なかれ、ダウンタイムは必ずある

埋没法を受けたら翌日からぱっちり二重だ!と思っている方もいますが、それは大きな間違い。個人差・医師の技術の差はありますが、術後は一時的にまぶたの赤みや腫れは必ず出ます。

なぜなら、まぶたの皮膚や筋肉は針が通り抜けた結果損傷していますし、縫いとめている糸はまぶたの中に完全埋没するので、今まで無かった糸が結ばれているため、体は糸を異物として認識し何らかの反応を起こします。どんなに技術力がある医師が執刀しても、手術時の傷が落ち着き、糸が体に受け入れられるには時間がかかるのです。

ダウンタイムは平均1週間程度

そもそもダウンタイムとは、術後の腫れや赤みがある程度引き、普段と変わらない生活を送れるようになるまでの期間を指します。埋没法の場合、腫れが強く出るのが術後3日程度、やや腫れているが支障ない程度で術後1週間、完全に腫れが引ききるのが術後1ヵ月後と言われています。

ちなみに、個人差はありますが、洗顔フォームで洗顔ができるようになるのが24時間後。アイメイクは3日後から可能な場合が多いです。

ただし、これらのダウンタイムは、手術で使った糸(太いほうが腫れやすい)や、埋没法で留めた点数(多いほうが腫れやすい)、糸で縫いとめるまぶたの体積や糸を結ぶ力によっても異なりますし、その人の体質によっても異なります。腫れにくい腫れやすいなどの体質によって、手術後の経過には当然違いが出てきます。術後の経過は個人差があり、元々内出血をしやすい方、怪我の治りが遅い方はその分ダウンタイムも長くなるでしょう。ですが、埋没法を受けた人の90%が平均1週間程度で腫れや内出血の落ち着きを感じています。

ダウンタイムを早く落ち着かせるためは?

1.術式・医師選びは慎重に

埋没法には種類があり、糸で縫いとめる場所がそれぞれ違う「挙筋法」「瞼板法」という方式があります。挙筋に糸をかける方式が「挙筋法」。瞼板に糸をかける方式が「瞼板法」です。ダウンタイムを早く落ち着かせるには、なるべくダウンタイムの短い術式を選ぶことが大切です。

糸の数・縫いとめる幅・糸を結ぶ強さを同じ条件にして手術した場合、「挙筋法」「瞼板法」では、個人差はありますが「挙筋法」のほうが腫れると言われています。挙筋法のほうが糸で縛られる組織の体積が多くなることと、筋肉は瞼板よりむくみやすい組織だということが理由にあげられます。一般的にはそう言われていますが、すべての人に当てはまるわけではありません。大事なのは、自分にとってより腫れにくい方法を選ぶことです。カウンセリングの時などに、医師に相談して決めましょう。

また、手術をする医師の技術も関係してくるので、病院だけではなく医師選びも慎重に。患者さんの体質にもよるので一概には言えませんが、手術が上手な医師なら、手術に無駄な操作がなくて出血も少ないため、手術時間も短く、結果的に腫れが少ないと言われています。逆に手術が下手な医師なら、無駄な操作が多く、出血も多く、手術時間がかかり、結果的に腫れが強く出てしまうことにも繋がります。

2.術後のセルフケアを大切に

術後のセルフケアも大切なポイントです。病院でもある程度説明されるとは思いますが、3日目までは腫れを落ち着かせるため、一日数回のアイシングを続けるといいみたいですよ。また、目をこすらないようにマスカラは控えるなど、工夫することでダウンタイムを長引かせないことも可能です。

また、3日ほど連続して仕事を休む手配をするなどして、アイメイクができるようになる3日後までは、なるべく自宅で過ごすようにすると、他人に気づかれるリスクはぐんと減るかもしれません。ですが、意外と他人はそこまで気にしないものです。堂々としていると良いでしょう。

術後3日程度は、安静にすること、しっかり冷やすこと、患部を心臓より高く上げることが重要です。また、その間の運動、サウナ、長時間の高温の入浴、大量の飲酒はおすすめしません。血行が良くなるため、腫れが強くなってしまうからです。術後3日間は、シャワーを軽く浴びるか、ぬるま湯につかるくらいにしたほうが良いでしょう。また、患部を心臓より高く上げると、浮腫を予防する効果があります。ですので、就寝時は、頭を平らな状態で寝るよりは、枕などを調整して、頭を少し高くして寝たほうが腫れにくいです。

また、ダウンタイムを長引かせないためには。術後は最低1週間、できれば6ヶ月は禁煙したほうが良いとされています。喫煙することで末梢の血流が悪くなり、傷の治りが悪くなるからです。

3.片目だけの手術の場合は

また、片方だけの目を手術した場合のダウンタイムでありがちなのは、ものすごく腫れているように感じてしまうというケースです。それは、手術していない目はまったく腫れがない状態なのに対して、手術した目は当然腫れているので、鏡で自分の顔を見ると、無意識のうちに見比べてしまうのが原因です。その結果、ものすごく腫れているように感じて不安になってしまいます。ですが、それは錯覚。ダウンタイムは両目の手術を受けた人と同じです。約一週間程度で腫れが落ち着いてくると、左右差は気にならなくなるのでご安心を。

ただし、術後すぐは他人から見ても左右の違いが顕著になってしまうので、なにかしらの工夫も必要でしょう。「こっちの目だけずっと逆さまつ毛に悩まされていたので、思い切って手術をした」とか、「ものもらいの治療中で、病院の指示で他人にうつさないようにしてる」ということにするなどして、手術した目だけ眼帯を着け、腫れが引いて左右差が収まるまで隠しておくのも有効だと思います。

術後にしておきたいセルフケア

アフターケアをしっかりしてくれるクリニックもありますが、全てをクリニックに委ねることで問題が解決されるというわけではありません。自分で術後のセルフケアをしっかり行うことも大切です。しかし、アフターケアを具体的に紹介しているクリニックはあまりありません。そこで、ここでどのようなことをすれば良いのか簡単にご紹介していきましょう。

1.まぶたは触らないようにする

施術当日は極力まぶたに触れないようにしましょう。雑菌などで炎症を起こす原因にもなります。

2.運動、入浴、飲酒は避ける

アルコール、激しい運動や浴槽に浸かることで血行が良くなると、まぶたの腫れや内出血がひどくなる心配もありますので、できるだけ安静にして過ごしましょう。

お風呂や洗顔も埋没法なら当日から可能なのですが、涼しい季節で気にならないならできるだけ控えることをおすすめします。洗顔フォームも刺激になるので、水かぬるま湯でまぶたをこすらないように丁寧に洗うようにします。理由としては、血行が促進されることをすると、血のめぐりがよくなり、腫れや内出血のリスクが高くなる傾向にあるからです。運動もなるべく避けましょう。安静にすることが大切です。1週間経過すればある程度落ち着くので落ち着いたら普段の生活スタイルに戻していきましょう。

3.腫れがひどい場合の対処法

術後3日程度はアイスノンで冷やすと、血流が抑えられ腫れや内出血も早く収束します。直に肌につけると冷えすぎてしまいますので、タオルで包んでそっと当てます。3日を過ぎれば傷跡はふさがりますので、温めて血流を増やし、細胞を活性化させて腫れや内出血を治していくようにしましょう。

4.心臓より高い位置を意識

寝る時に気をつけて欲しいのが、顔の位置です。眠る時も少し枕を高くして寝ると、目のむくみ予防ができます。ほんの少しの工夫ですが、効果が期待できるのでぜひ意識して行いましょう。

5.顔のメイクはどうする?

術後1週間は一番腫れや内出血が気になる時期なので、ついメイクで隠したいと思ってしまいます。ですがメイクをするとブラシや粉についている雑菌が心配ですし、皮脂とメイクが反応して患部にダメージを与えることも。クレンジングもお肌には負担ですので、アイメイクは避け術後1週間は慎重に過ごしましょう。メイクよりもめがねやサングラスをかけてカバーするほうが安心です。縁の太いメガネにすることで、手術の痕を隠すことができます。メガネを普段していない人であれば、メガネに注意がいくので腫れもわからないでしょう。メイクが必須の仕事ならば、埋没法後のダウンタイム期間はまとめて有休を取得すべきです。

6.喫煙は控える

喫煙習慣のある人の場合、喫煙することで血行が悪くなる&キレイなお肌を作るためのビタミンCが不足するため、埋没法の手術跡の治りが悪くなってしまいます。メスを使わないと言っても、糸を留めるための小さな傷はありますし、針や糸によりまぶたの組織は損傷しています。せめて腫れや内出血がある程度落ち着くまでは控えてみてくださいね。

ダウンタイム前後のメイクカバー術

埋没法の手術直後のメイクは?洗顔は?

埋没法の手術を受けた直後からでも、アイメイク以外なら問題ありません。3日後あたりからアイシャドウ、マスカラ、アイラインなどの再開が可能ですが、お仕事がお休みであったり、急な外出の予定がないのならば、できれば手術後1~2週間くらいはアイメイクをしないでいる方が安心です。もし、腫れや痛みがある場合は炎症が起きている可能性があるので、炎症を悪化させないためにもメイクは控えたほうが良いでしょう。 手術後の洗顔ですが、水やぬるま湯で軽く洗顔するぐらいなら問題ありません。24時間経てば、洗顔フォームなどを使用しての洗顔も可能です。しかし、ゴシゴシと洗うのではなく優しく、お肌に負担がかからない力で洗顔しましょう。

ダウンタイム後のメイクカバー術

ダウンタイム後であってもメイク次第で違和感のない状態にできますし、おしゃれを楽しむことができます。たとえば、

これだけでもだいぶ効果があります。手術後の腫れでやや幅広の二重になりがちですので、幅広二重を利用して無理のないメイクをしてはいかがでしょうか。

ただし、手術後の腫れや赤みを早く隠したいからと、医師の指示した日付より前にメイクを始めてしまうと、傷口を刺激してしまうことになり、余計に治りが悪くなってしまいます。

まぶたの腫れが強いうちは、負担がかからないようにメイクレスで乗り切る工夫をし、落ち着いてきてから華やかな二重メイクを楽しみましょう。

埋没法がバレない隠し方を
ヘアスタイリストに聞いてみた

手術後に休みが取れず、仕事に行かなくてはならない人も多いでしょう。メイクができない数日をどう乗り切るかは女性にとって悩みの種ですが、メイク以外でも隠す方法はあるんです。

それが髪型。予想外に腫れてしまった!という場合でも、前髪のスタイリング次第で隠すことができますし、目元への意識を逃すこともできます。

当サイトでは、ヘアスタイリストさんに聞いた隠し方についてもレポートしているので、ぜひ参考になさってください。

AYAさん流!
埋没法を
前髪・メイクで隠す方法

アイシングはいつまで効果的?

「アイシング」とは、目元を適度に冷やすことです。術後に目元を適度に冷やすと、冷やさなかった時に比べて、腫れの引きが少し早くなります。必ず冷やさなければいけないというわけではないのですが、可能なら冷やしたほうがダウンタイムが短くなる傾向があります。ですが、冷やせなかったとしても、関係するのはあくまでもダウンタイムだけで、完全に腫れが引いた後の最終的な仕上がりは、冷やした場合と冷やさなかった場合で差が出ることはありません。

アイシングのやりかたや注意事項は、病院や医師によって違ってくることもあるので、直接確認してください。

基本的には、ビニール袋に入れた氷や、アイスノンなどをタオルなどでくるみ、軽く押さえる程度で目元に当てます。直接氷を皮膚に当てると、凍傷や血行障害を起こすことがあるので、必ずタオルなどでくるむことが大切です。冷たくなりすぎないように注意してください。無理せず休憩しながら、1回数分~数十分を1日数回程度冷やすことをおすすめします。

特に、「手術後1日目」の手術当日から翌日は、患部が温まったり血行が良くなると、内出血を起こすリスクが高くなります。ですので、この期間に冷やすと効果的です。

「手術後2日目~手術後3日目」も、まだ腫れが出やすい時期なので、この期間も冷やすとより効果的です。

「手術後4日目~手術後6日目」になると、冷やしたほうが冷やさない場合より「多少はマシ」という程度の効果になります。

「手術後7日目以降」は、冷やす意味がほとんどなくなります。逆に、冷やすことによって血行が悪くなるので、この時期になるともう冷やすことはおすすめしません。その後は、腫れが引くまで普段通りの生活をしながら様子を見ていくのが良いでしょう。

氷やアイスノンではなく、「冷却ジェルシート」のようなもので冷やすのは、手軽ですがおすすめしません。冷却ジェルシートなどは刺激があるので、それを直接患部に貼るのはやめたほうが良いでしょう。

また、患部を「温める」ことに関しては、医師によって見解が異なるため、直接担当医に確認したほうが良いでしょう。ですが、肩凝りや腰痛などの症状と違って、手術後の患部を温めて血行を良くするメリットは特にないと考え、温めることに関してはおすすめしない医師が多いようです。

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