このサイトは 「アーティスクリニック」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。
目が閉じられない
埋没法手術を受け、目が閉じられなくなるトラブルはどうして起こる?どんな影響が出てくる?治すことはできるの?など、万が一トラブルになった場合に知っておきたい情報をまとめています。
埋没法で
目が閉じられないケース

目が閉じられなくなるトラブルは、二重形成術の中でも切開法に多いとされています。まぶたの皮膚を切り取りすぎてしまうと、きちんと閉じられなくなってしまい、余分な皮膚も余っていないため修正手術は困難を極めます。
埋没法はまぶたの皮膚と挙筋(もしくは瞼板)という眼の組織を糸で結びます。眼を閉じると眼の組織も下がるため、目が完全に閉じられなくなる…ということはほぼ起こりません。
ですが、糸を留める場所がズレたり、糸に余裕がなく短くなってしまうと、埋没法でも目が閉じられなくなることがあるようです。
目が完全に閉じられない状態が続くとドライアイになり、目の違和感・不快感に繋がります。集中力低下、ものをやけに眩しく感じる、肩こりや頭痛などの影響も出てくるので、目が閉じない状態に気がついたら一刻も早く修正をしましょう。
埋没法後に目が閉じられない原因
埋没法の施術後に目が閉じられなくなってしまう原因を挙げてみましょう。
医師の施術ミス
まぶたの皮膚を切り取る切開法と違って、まぶたの内側に糸を埋め込んで二重のラインをつくる埋没法であれば、目が閉じられないというのは考えにくい後遺症です。
しかし、十分な技術を兼ね備えていない医師が施術すると、糸を結ぶべき部位に固定されていなかったり、必要な処置が行なわれていなかったりして、目が閉じられなくなる後遺症が起こるリスクが高くなります。
兎眼(とがん)
顔面神経の麻痺によって目の周りの筋肉が正常に動かず、まぶたを閉じられなくなる状態を兎眼といいます。兎眼の患者さんは常に目が開いているのでドライアイになりやすく、放置したままだと症状が進行して眼球にさまざまな悪影響をもたらす可能性があります。
ただ、症状が軽度なため自分でも兎眼だと気づかない場合があります。兎眼だと気づかないままで埋没法の施術を受けると危険です。
埋没法を受けることでまぶたや目に負担がかかると、兎眼が悪化して完全に目が閉じられなくなるかもしれません。
このようなトラブルを避けるため、普段からドライアイなどで悩んでいる場合はその旨を医師に伝えておきましょう。埋没法の施術を受ける前には、まぶたに限らず自分の目の状態をしっかり調べておくことが不可欠です。
まぶたの腫れ
切開法に比べると軽度かもしれませんが、埋没法の施術を受けると誰でも少なからずまぶたの腫れが生じます。
腫れの程度や回復に要する期間、いわゆるダウンタイムは医師の技量や施術の成功度だけではなく、個人の体質による部分も大きいので一概にはいえません。しかし、あまりにも腫れがひどい場合はまぶたを思うように動かせず、目を閉じたままのような状態になったり、中途半端に開いたまま固まってしまったりする恐れもあります。
埋没法で目が閉じられなくなってしまったらどうすればいい?
手術してからまだ時間が経っていない頃は、まぶたの腫れが原因で目を完全に閉じられないことがあります。腫れが落ち着けば徐々にまぶたはきちんと閉じるようになるでしょう。腫れがある時期にドライアイが気になるようなら、アフターフォローの窓口等に相談すればドライアイ用の目薬などを処方してもらえるでしょう。
1ヶ月過ぎてもまぶたが完全に閉じられない場合は、体に悪影響が出てくる前に埋没法を中止したほうが良いでしょう。沢山の二重手術を経験している医師ならば、通常の埋没法ではうまくいかない目元でも二重を実現する技術を持っているかもしれません。
糸を留める数もポイント
埋没法には1点留めから4点留めまで、様々な施術方法があります。施術方法によって目が閉じなくなるリスクが異なるため、施術法ごとの違いを紹介します。
目が閉じなくなるリスクが低いのは1点留め
自然な二重を作りたい人やまぶたの脂肪が少ない人は、1点留めでも十分理想の二重を作れます。1点のみで支えているため、まぶたが元に戻ろうとする圧力が低い施術なのです。そのため、固く糸をしばる必要がなく、目が閉じないといった状態が起こりにくいといわれています。また、糸を留める箇所のズレが起こりにくく、「希望と違っていた」といったトラブルも発生しにくいでしょう。
ただし、これはあくまでも糸がちょうどいい固さで結ばれることが前提となります。
留める数が多いほどリスクが高まる
幅の広い二重や平行二重を作りたい人、まぶたの脂肪が厚い人は、通常よりも強固に安定したラインを作る必要があります。まぶたが元に戻ろうとする圧力が高い目元に、2~4点留めを行うのが良いでしょう。
ただ、糸を留める箇所が増えるほど、糸を留める箇所や強弱の調整が難しくなります。緩めすぎると二重のラインが入らなくなり、固すぎると目が閉じなくなったり、まぶたに食い込んだりしてしまうことも。1箇所でもミスがあるとトラブルが発生するので、より経験値と技術の高い医師のもとで施術を受けましょう。
埋没法後に目が閉じられなくなった人の体験談
埋没法後に目が閉じられなくなった人の体験談は見つかりませんでした(2024年2月19日時点)。
放っておくと起こるリスク
頭痛や肩こりなどの悪化
ドライアイによる目への負担が蓄積されれば、頭痛や肩こり、さらにはめまいといった症状が引き起こされるケースも想定されます。また、寝ている間に目に入る光刺激を遮断できず、睡眠の質が低下してしまうリスクもあるでしょう。
人間が日常生活を送る上で視覚は非常に重要な感覚です。そのため、目が全身の健康に及ぼす影響は大きく、異常には直ちに対処する必要があります。
視力が低下するリスク
目が完全に閉じられない状態を放置していると、ドライアイが進行して、日常的に目にストレスがかかりやすくなります。
もしも目のストレスをそのまま放置した場合、人によっては視力が低下するリスクもあり、事態が深刻化する前にクリニックへ相談しなければなりません。
事故や転倒のリスク
目が上手く閉じられなくなったせいで、視力が低下したり、めまいが生じやすくなったりすれば、普段の生活でも転倒したり事故にあったりといったリスクが増大します。
少しくらいなら大丈夫だと放置せず、必ず医師へ相談するようにしてください。
感染症のリスク
目がきちんと閉じられることで、眼球表面は雑菌やホコリなどから防御されたり、涙が汚れを洗い流してくれたりといった機能が正常に働きます。そのため、正しく目が閉じない状態が続けば、それだけ眼球に雑菌が感染したり、傷が付いたりといったリスクも増えていきます。
また、目の違和感が気になって指で触る癖がつくと、指に付いた雑菌による感染症リスクも増大するでしょう。
感染症によって目が強く腫れた場合、糸の結び目に悪影響を及ぼして、結果的に二重ラインがおかしくなってしまうことも考えられるため、速やかに対処することが重要です。
目が閉じない場合の対処法
抜糸
切開法でなく埋没法で目が閉じなくなった場合、埋め込んだ糸を適切に除去することで症状が緩和されます。
抜糸後すぐに修正手術を行うことは難しいですが、ひとまず状態を改善させるためにも抜糸することが必要です。
目薬を使う
すぐにクリニックへ行けない場合、ひとまず市販の目薬で急場をしのぐこともできます。ただし根本的な問題解決にはならないため、可能な限り速やかにクリニックへ相談するようにしてください。
睡眠中はアイマスクを使う
目に入る光によって睡眠の質が低下する場合、アイマスクを利用して光刺激を制限することも方法です。
修正手術
埋没法でなく切開法によって目が閉じない状態となった場合、修正手術による改善が必要です。しかし、切開法の直後は再手術が難しいこともあり、まずは事前に可能な限りリスクを減らしておくことが欠かせません。
眼科へ相談
施術を受けたクリニックに不信感を抱いてしまった場合、別の美容外科クリニックでなく、まずは眼科へ相談して診察を受けましょう。
他院修正がしたい時のクリニックの選び方
他院で施術した部位を修正したい場合、どのクリニックを選べばよいのか。一度「失敗した…」と感じている分、新しいクリニック探しには押さえておきたいポイントがあります。
技術と経験に注目して医師を選ぶ
他院で受けた施術の修正をお願いするうえで、もっとも重視すべきは医師の技術と経験です。
一度施術をした部位は傷跡や癒着があるので、初回の施術よりも技術的には難しく、簡単にやり直しができるわけではありません。ダメージを受けた部位を再度施術するということは、高度な技術と豊富な経験が必要だと考えましょう。
複数のクリニックを比較する
「技術と経験」といわれても、どうすればいいのかわからない、という人も多いでしょう。
そんな場合は、修正治療を行なっているクリニックをピックアップして、まずカウンセリングを受けてみてはどうでしょうか。その際は、複数のクリニックを比べてみることをおすすめします。
実際にカウンセリングを受ければ、治療方針だけではなくクリニックの雰囲気なども感じることができます。あなたに合った、信頼できそうなクリニックを選びましょう。
自分の理想・イメージをしっかり伝える
修正治療を希望する人の多くは、施術の結果が「自分のイメージと違った」と感じています。これは、施術前に医師やカウンセラーとイメージのすり合わせができていなかった、つまりコミュニケーション不足によるところもあるかもしれません。
「こんなふうになりたい」というイメージができる参考写真などがあれば、カウンセリングの際に持参しましょう。
ビューティー編集チームより
施術後に目が閉じられなくなった人へ
医師の技量の問題や不可抗力によるものなど、埋没法の施術後に目が閉じられなってしまう理由はさまざまです。もしそうなってしまったら、信頼できるクリニックを見つけて修正治療を受けること。もちろん、初回に施術を受けた医師をあなたが信頼しているのであれば、そこに相談すべきです。
ただ、その医師のもとで受けた施術に納得がいっていないのであれば、別のクリニックを探すかも一つの手かもしれません。他院での修正治療を積極的に受け入れてくれるクリニックも多いので、情報を集めたうえで、カウンセリングを受けてみましょう。できれば複数のクリニックでカウンセリングを受けて、信頼できる医師かどうか見極めてください。