埋没法後のエステは大丈夫?
埋没法で二重手術をした場合、後日フェイシャルエステを受けることができるのでしょうか?このページでは、埋没法とフェイシャルエステとの関係についてまとめています。
施術後しばらくは様子をみること
埋没法は、まぶたの皮膚の内側に特殊な糸を通して、2~3ヶ所(2点法・3点法)固定する施術法です。二重のラインをつくる治療としては、切開法より腫れなどのリスクが低いとされています。
その反面、糸を結んで固定しているために、まぶたに刺激を与えると糸が切れたり結び目が緩む可能性もあります。
とくにダウンタイム中や施術後しばらくの間は、手術によってまぶた周辺はデリケートになっているものです。不用意に目元に触れると、手術の傷の治癒が遅れてしまうこともあるので、フェイシャルなどのエステは避けたほうがよいでしょう。
また、目の周辺を積極的に温めるのも好ましくありません。目の上に温めたタオルをのせる、サウナへ行く、という行為もしばらくの間は避けましょう。手術後2週間は外部からの物理的刺激は与えず、できるだけ安静にすることを心がけてください。
エステでは事前に伝えておくのがベター
フェイシャルエステでは当然、目の周辺もマッサージします。通常であれば、フェイシャルエステ程度の刺激で糸が取れるとは考えにくいものですが、思っている以上に負担がかかり、埋め込んだ糸が切れたり破損したりする可能性も決してゼロではありません。
そのため、安静期を過ぎてエステに行く場合でも、まぶたの周りにあまり刺激を与えないほうがよいでしょう。とくにまぶたを強く横方向に引っ張るのは危険です。エステに行く際には、まぶた周辺にあまり刺激を与えないように、あらかじめスタッフに依頼しておきましょう。
日常生活でも気を付けたいポイント
埋没法の二重手術は永久的なものではありません。糸の結び方や糸の通し方、まぶたの厚みなどにもよりますが、その効果はおよそ3~5年と言われています。
埋没法の二重を少しでも長持ちさせるには、エステ以外の日常生活でもまぶたに刺激を与えないように気を配ることが大切です。
アイメイクやクレンジングなどは、施術後3日間はしないほうがよいでしょう。できることなら1週間くらいは控えるのがベター。仕事の都合などでメイクが必要な場合は、落ちやすいタイプのアイメイクアイテムを選んでください。落ちにくいタイプのアイメイクは、クレンジングのときにまぶたに刺激や負荷を与えることになります。
また目をこする癖がある人は、こすらないよう、意識して十分に気を付けましょう。
ドライアイになりやすい人や疲れ目になりやすい人も、目の周辺の血行をよくするために自分でマッサージをすることが多いようです。このような場合は、目薬を代用して疲れを癒したり、糸の埋まった場所はできるだけ避けて、目のくぼみや周辺だけをマッサージしたりするようにしましょう。
まとめ
巷では「マッサージをすれば二重が長持ちする」という、都市伝説のようなウワサもあるようです。
おそらくそれは手術をせずに自力でまぶたに刺激を与えて二重をつくりたい、という場ケースに限ってささやかれているウワサであり、真に受けないようにしましょう。
埋没法による二重まぶたに関しては、過度なマッサージやフェイシャルエステはまぶたに刺激を与え、埋め込んだ糸が緩んだり、取れてしまったりする可能性もあります。
フェイシャルエステをしてもらう場合は、最低でも2~3週間の期間をおいてから施術をしてもらいましょう。そしてあらかじめエステティシャンに、まぶた周辺をあたるときは軽いタッチにしてもらうよう伝えましょう。
お肌のコンディションを整えてくれるフェイシャルエステ。受ける前にほんの少しだけ気を配り、リラックスして施術を受けてくださいね。