二重のラインが薄い
二重埋没法の失敗例のひとつ、「ラインが薄くなってしまう」原因やトラブルを避ける方法について紹介しています。
埋没法後にラインが薄くなるケース
埋没法は、永久的にきれいな二重を持続できるものではありません。施術を受けてくっきりとした二重を手に入れた人でも、時間の経過とともにラインが薄くなるなどのトラブルが発生することがあります。
通常3~5年年程度で糸が少しずつ緩んでいき、二重ではなくなっていくと言われています。そのため、徐々に二重でなくなっていくこと自体は失敗ではありませんし、中にはラインが薄くなってきたらアイプチでごまかすという人もいるようです。
しかし、数か月程度の早い段階で二重ではなくなってしまった場合は、医師の治療方法に問題があった可能性もあります。埋没法はやり直しが効くため、ラインが薄くなってきたら再度手術を受ける人も多いです。
埋没法後にラインが薄くなる原因
ラインが薄くなる1番の原因は、時間の経過に伴い糸が緩んできていることです。埋没法では、強すぎず弱すぎないくらいのちょうど良い固さで糸を留めなければなりません。強すぎては炎症や目が開いたままで閉じないなどのトラブルが起きますし、弱すぎてはしこりやたるみなどのトラブルを起こす可能性が高くなり、理想の二重にならないからです。
しかし、ちょうど良い強さで糸を結んでも、瞬きや眼球運動を通して無意識のうちに糸が緩んでいきます。そのため、まぶたを引き上げる力が弱くなり、二重のラインが薄くなるのです。これは糸が取れる前兆でもありますので、再手術も検討しておきましょう。
また、医療ミスが原因となることもあります。糸を留める箇所や強さに問題がある場合、早い段階でラインが薄くなってきます。これを防ぐためには、経験豊富で高い技術と知識を持つ医師のもとで、しっかりとカウンセリングを受けてから施術を行うことです。
ラインが薄くなったらどうしたらいい?
早い段階でラインが薄くなった際は、すぐに医師へ相談するのがベストです。原因が特定できれば、より良い方法で再手術が受けられるため、できれば保証期間内に診てもらうようにしてください。
数年経ってからラインが薄くなった場合は、再手術を検討しましょう。そのまま放っておくと、糸が取れて元の目に戻ってしまいます。現在のラインが理想で、これからもずっと二重をキープしたいと思っている人は、切開法でほぼ永久的な二重を手に入れるのも良いでしょう。
ラインが薄くなった時のごまかし方
ラインが薄くなり始めたと感じたら、アイプチやアイテープで対処する人が多いです。皮膚にクセが付き、完全に糸が取れるまでキープできる可能性があります。
皮膚が弱くアイプチを使うとかぶれてしまう人は、アイライナーで二重の線を書き足す方法も有効です。二重ラインに沿ってアイライナーを引き、その後にアイシャドウでぼかせば、周囲にバレることはまずありません。
実際に埋没法でラインが薄くなった人の体験談
長く持ったので満足しています
5年前に埋没法を受けましたがラインが薄くなったため、他院で再手術を受けました。他のトラブルが起こることもなく、医師からも「長く持ったほう」と言われたので、やっぱり埋没法は一生持続するものではないのだと実感しました。
糸が取れる前触れでした
二重が安定していた頃と比較して、二重の幅が狭くなったりラインが薄くなってきました。他のトラブルが発生する前に抜糸を行い、今までとは違うデザインで再手術をお願いしました。埋没法は流行りに合わせてデザインが変えられるので、これからも利用しようと思っています。
メイクでカバーできる
10年以上埋没法を持たせることができたので、完全な仕上がりよりもラインは薄くなりましたが、一重に戻ることはありませんでした。そのため、抜糸後も二重ラインのクセは付いていたので、メイクで二重ラインをくっきり見せることができます。
失敗しないクリニックの選び方は?
体質や骨格などをしっかりと診断してくれる
施術してから時間経過に従って薄くなっていく二重ラインですが、体質によって施術効果が薄れていく期間も変わります。特に、まぶたの脂肪が多い人など、そもそも埋没法があまり適していない人であれば、思っていたよりも早くに二重ラインが薄くなってしまう可能性も高くなっていくでしょう。
そのため、まずは徹底的なカウンセリングと事前検査により、体質や骨格などを詳しく調べて、その上で最適なデザインを提案・シミュレーションしてくれるクリニックを選ぶことが大切です。
症例実績が豊富
施術を担当した医師の技量によっては、同じ糸や術式であっても二重ラインの持続効果は変わります。当然ながら、充分な技術を持った医師であれば適切に糸を埋め込んでくれるため、デザインの完成度が高くなるだけでなく、二重ラインの寿命も長くなるでしょう。
目に見えない医師の技術を考える材料の1つに、過去にどれだけの症例経験を積んできたかという実績があります。また、日本美容外科学会認定の専門医資格など、確かな実績と技術を持っている医師でなければ取得できない専門医資格も、客観的な技術評価を行う際の目安になってくれます。