このサイトは 「アーティスクリニック」をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

埋没法が必要な症状

埋没法で改善できる症状、保険診療について、改善方法をまとめました。

埋没法などの目の手術で
改善される症状とは

ほとんどの方にとって、埋没法は「長年コンプレックスの一重を二重にする手術」という審美的なものであり、医療目的ではありません。しかし、中には目の不快症状を改善するために埋没法を受ける方もいます。埋没法で治療できる症状は以下の通りです。

逆さまつげ

本来上向きに生えていなければならないまつげですが、目に向かって生えているため常に痛みや違和感があり、傷から雑菌が入り炎症を起こす厄介な状態です。乳幼児期で発症することが多く、普通は徐々に改善していきますが、まれに大人でも逆さまつげに苦しむ方もいます。

眼瞼下垂

まぶたを持ち上げる筋肉、または筋肉を動かす神経が異常をきたし、うまくまぶたを持ち上げられなくなります。先天性と後天性があり、後天性は加齢による筋力低下やコンタクトレンズの長期装着が原因となることが多いです。視野が狭くなり生活に支障が出るようになります。

まぶたのたるみ(眼瞼皮膚弛緩症)

まぶたの皮膚がたるんでしまい、上まぶたの皮膚がまぶたのフチを超えて垂れ下がる状態。視野が狭くなり、まつげが内向きに押されて逆さまつげのような状態になります。主に加齢が原因ですが、まれに思春期に起こる場合もあり、原因はまだ明らかになっていません。


眼科、形成外科などではこれらの治療は「必要なもの」とみなされ、保険適用されることもあります。ただし、上記の症状だと認められない場合は、審美目的での治療となりますので、自由診療です。

もっと詳しく!逆さまつげの種類と埋没法で治る症状

ひとことで逆さまつげと言っても、さまざまな種類があります。埋没法が適応できる症状は、「睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)」と「眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)」です。一部のまつ毛のみが逆さに向かって生えている「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」は埋没法では対応できません。

睫毛内反症(しょうもうないはんしょう)

睫毛内反症とは、まぶたの向きは正常なものの、まつげが目に向かって押し倒されて生えている状態です。多くは生まれつきであり、先天性の逆さまつ毛として知られています。下まぶたが多いものの、上まぶたに症状がみられることもあるようです。

眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

眼瞼内反症では、加齢によって逆さまつ毛の症状が現れます。加齢によってまぶたのハリが失われ、まぶたが内側にひっくり返ることでまつ毛が目に入ってしまい、痛みや違和感が生じます。主に70代や80代の方にみられる症状です。

睫毛乱生(しょうもうらんせい)

睫毛乱生とは、まぶたの向きが正常なものの、まつげの一部が目に向かって生えている状態です。正常な向きで生えている部分もあるため目立ちにくいですが、痛みや違和感に悩まされる方も多いようです。
睫毛乱生は埋没法の適用症状ではありませんが、一部の睫毛根を切除する・電気分解するといった対処で改善されます。

あなたにぴったりの埋没法とは?

保険適用の場合
仕上がりに文句は言えない

保険で手術を受ける場合、負担額は1割もしくは3割となるので、かなりお得になるでしょう。しかし美しく仕上げる目的ではなく、あくまでも不快感を解消するための手術になるため、二重のラインが左右ばらばらでも、目の大きさが異なってもやり直しはしてもらえません。

実際、安くなるからと保険適用で手術を受け、出来栄えにショックを受け後悔している方もいます。自然な仕上がりや美しさを求めるのであれば、餅は餅屋=美容外科に依頼するほうが仕上がりにもこだわりを持てるといえるでしょう。

症状によってはプチ整形で
解決できない場合も

逆さまつげ、眼瞼下垂、共に埋没法レベルの簡単な施術で症状が改善する方もいれば、メスを入れて施術をしないとどうにもならないケースもいます。本来ならば大掛かりな手術が必要なレベルにもかかわらず、費用の安い埋没法でなんとかしたい…というのは、医師側にとっても無理な話です。

埋没法でなんとかなるんだ!と思い込んで施術を受け、結果改善しなかったからといってクレームが寄せられることもあるようです。確かに、誤情報で思い違いをしてしまったのであれば、怒りにつながっても仕方ないものです。

そうならないためにも、まずは、自分のまぶたはどういった状態なのか、埋没法程度のプチ整形で改善する余地はあるのか、メスを入れなくては改善されないのか、を医師にきちんと判断してもらいましょう。はじめの診断時は、審美的な面を主に追及している美容外科よりも、治療としての側面をきちんと学んでいるという点から「形成外科専門医」などの、学会から資格を取得したドクターを尋ねるのが最善かと思います。

形成外科医の多くは、美容外科方面にも詳しく、審美的な治療も得意としていますので、見た目的な心配はさほどしなくても大丈夫でしょう。もし心配ならば、形成外科ではなく形成外科医がいる美容外科を選ぶのがオススメです。